糖尿病 DEATH RECIPE 「ビーフシチュー&バターロール」
糖尿病
膵臓から血糖値を抑制するホルモンであるインスリンが分泌されます。
このインスリン分泌に問題が起こり、血糖値が下がらなくなり、高血糖の状態となってしまうのが糖尿病です。
糖尿病は、生活習慣と食事、運動不足が原因であり、自覚症状がないままに進行していくため、
糖尿病予備軍も入れると、国民の四人に一人とも言われています。
パソコンを使ったデスクワーク、移動は車か電車。時間に関係なく、
美味しいものが食べられる現代社会では当然の結果といえるでしょう。
この生活習慣の乱れと運動不足は、インスリン作用を低下させてしまい、自覚のないままに見逃していると、
動脈硬化から心筋梗塞、脳梗塞を引き起こしてしまう恐ろしい病気です。
他人事だと考えずに、40歳以上の男性は特に生活を見直してみましょう。
糖尿病 DEATH RECIPE ビーフシチュー&バターロール
基本的に糖尿病の初期でならば、栄養バランスの良い食事であれば良いとされています。
炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素と、ビタミン・ミネラルが人間の体には必要なので、
家族の健康を常に考えている主婦は、このバランスを考えながら献立を立てているはずです。
ビーフシチューは、牛肉とセロリ、ジャガイモ、にんじん、たまねぎなどの野菜をコトコト煮て、
デミグラスソースとのハーモニーが嬉しい一品。
バターロールを添えることで、一見、栄養バランスが良いように感じます。
家庭のみならず、レストランで、ビーフシチューとバターロールがセットになっていることもあるくらい、
食べ合わせとしても最高です。
クリスマスや、ちょっとしたお祝いでも出てくる幸せをイメージさせてくれる料理です。
でも・・・・
お皿一杯、約600キロカロリー・・・・
高めです。
牛肉の鉄分、野菜のビタミンは女性には特に嬉しいのですが、
牛肉は鶏や豚に比べて飽和脂肪酸が高いことが問題です。
体の中で固まりやすい飽和脂肪酸は中性脂肪やコレステロールを増加させますので、
糖尿病の疑いがある方には摂りすぎると危険な食べ物です。
バターロールは、シンプルながらも、飽和脂肪酸はクリームたっぷりの菓子パンに匹敵します。
このバターロールに、添えられているバターを塗るなんて行為は、脂肪に脂肪を重ねるようなもの。
もちろん、デミグラスソースは深い味わいである分だけ、カロリーも塩分も、脂質も高いと考えてください。
最高の組み合わせであるビーフシチュー&バターロールは、健康な人には幸せな未来をイメージさせてくれますが、
糖尿病の疑いがある方や、糖尿病初期の方にとっては、残酷な未来へと導いてしまうメニューなのです。
それでも、どうしても大好物なんだ~というならば
デミグラスソースにトマトを多めに入れたり、牛肉は赤身にして脂質を減らす。
パンはライ麦パンに変更。これで我慢してください。
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